ISDN一次群インターフェース

ISDN一次群インターフェースは、ISDNの基本規格の一つになります。

ISDN一次群速度インターフェース、ISDN一次群速度ユーザ・網インターフェースなど、呼び方が様々だったりします。

ISDNのなかで一般的なものは、INSネット64などのISDN基本インターフェースの方になりますが、そちらとは別の規格になります。

ISDN基本インターフェースと比べると多くのチャネルを持っているのが特徴になります。

ISDN一次群インターフェースを提供するサービスについて

最も代表的なのは、NTT東日本・西日本で提供されているINSネット1500です。

INSネット1500で使われている規格は、ISDN一次群インターフェースになります。

下記で詳細を記述していきますが、1つの契約で23回線が使えるので、法人の中でもかなり大規模なコールセンター等に導入されているサービスでした。

INS1500ネットについても、INS64と同様、2022年現在では新規申込みは受付終了となっています。

また電話交換機からの配線についても特徴的です。

INS64ネットのように一般的なISDN回線ですと、アナログ回線同様で電話交換機からユーザ宅までメタル線が伸びていますが、INS1500ネットの場合は電話交換機からユーザ宅まで光ファイバーケーブルが伸びています。光ファイバーが引き込まれたユーザ宅内にはPBXがあって、そこから電話やFAXなどが接続されています。

ISDN一次群インターフェースの回線構成

ISDN一次群インターフェースで使用する通信路は以下の2つになります。

Bチャネル:データ伝送路

Dチャネル:通信制御用の伝送路

チャネル自体はISDN基本インターフェースで使用しているものと変わりませんが、ISDN一次群インターフェースの場合はBチャネルを23回線(64kbps×23)、Dチャネルを1回線(64kbps×1)の構成になっています。この構成はPRI(Primary Rate Interface)ともいわれます。

23B+Dとも表記されたりします。

23B+Dの文字通り23回線が使えるわけですが、契約者が別でISDN基本インターフェースを契約している場合はそことDチャネルを共有することができます。

ということで23B+DのDチャネルの1回線(64kbps)が空き、そこをBチャネル(64kbps)とすることで、24回線分の使用が可能になります。

そしてこの複数の回線を束ねてデータ通信もできます。

6回線のBチャネルを束ね64×6=384kbps、もしくは24回線全てのBチャネルを束ね64×24=1536kbpsのデータ通信が可能です。

NTT東日本・西日本のINSネット1500もこの全回線を束ねた1536kbpsから来てるかと思われます。

今(2022年現在)となれば、メガやギガの世界ですが、当初からすると1536kbps、いうなれば1.5Mbpsはとんでもない数値です。

導入費や維持費も、かなりのものになります。

しかしこのメタル線や電話交換機中心の電話網で、このようなサービスまでもが提供されていたことに、FTTHやケーブルテレビといったブロードバンドサービス登場までの発展の最終進化みたいなものを感じたりします。

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