このサイトでは、国家資格である工事担任者についても取り扱っています。
そもそもこの資格はなにか。そして資格取得に向けどう対策すればいいか。
そしてこの資格を取得、勉強することによるメリットはなにかを書いておきますね。
工事担任者とは?
工事担任者(こうじたんにんしゃ)は、公衆回線やCATVの通信回線に接続する端末設備の接続及び配線工事を行い、または監督するための国家資格である。総務省所管。昭和60年(1985年)電気通信事業法の施行と同時に制定された。
https://ja.wikipedia.org/wiki/工事担任者より引用
電話やネットワークの工事をするのに国家資格がちゃんとあります。
2022年現在では『第一級アナログ通信』『第二級アナログ通信』『第一級デジタル通信』『第二級デジタル通信』『総合通信』の5種の種目があり、それぞれの種目共に『電気通信技術の基礎』『端末設備の接続のための技術及び理論』『端末設備の接続に関する法規』の3科目がございます。
科目は『基礎』『技術』『法規』で呼ばれるのが一般的です。
アナログ、デジタルというのは接続する電気通信機器の種別になります。
また、第二種は第一種に比べて、取得後取り扱える電気通信機器に制限があります。
アナログ、デジタル両方を制限なく取り扱える『総合通信』の取得を目指すのがベストでしょう。
試験概要等は日本データ通信協会さまの公式サイトやWikipediaに乗っていますが、年二回実施されるマークシート形式の試験になります。
資格取得に向けて
資格取得のためにどのような対策をすればいいか、それはズバリ過去問をひたすら繰り返すことです。
マークシート方式でかつ、出題範囲やバリエーションも限られています。
5~10年分の過去問をひたすら解いて問題を覚えるだけで合格はできます。
合格正答率も6割です。
過去問掲載サイト等でひたすら過去問を解くのが、合格への最短ルートです。
この資格を取得、勉強することによるメリット
じゃあもうこの資格はとりあえず過去問丸暗記でどうにでもなるので、それだけやって取得すればいいのでしょうか。
そうなのかもしれません。少なくとも電気通信機器の接続や施工にはこの資格は必要で、それをお仕事などで今すぐ必要だ、という場合は合格することをゴールにして取り組んでいただきたいです。
ゴールが資格取得なら、本当に過去問を繰り返しといて合格するのが、目標達成の一番の近道です。
しかし、このサイト『電話の仕組みをはじめから』としてはそれで終わるのはあまりにも寂しい。。。(:_;)
ですので、この資格の内容を勉強することも決して無駄ではないことを強く主張いたします。
工事担任者の出題範囲は、電話、インターネットとしてはなかなか基礎的な部分です。電話といっても、このサイトで取り扱っている加入電話(インターネット電話や携帯電話ではない)のことですし、インターネットもADSLやISDNといった電話ネットワークで提供されていたレガシーなもので、今では当たり前の光回線やLTE、5Gでもございません。
しかし今では当たり前の光回線や無線などの最新技術である電気通信も、根幹部分はこの電話ネットワーク技術になります。
温故知新。故きを温めて新しきを知るといった言葉の通り、目まぐるしく進化していく電気通信分野を深く知っていくのにあたって、常に新しい技術や知識を追い続けるのはもちろん、その根幹の部分をしっかりと抑えておくことが大事ではないか、と考えます。