電話線のケーブルがようやく電話局まで届いたところで前回の記事は終わっていたかと思います。
ここまでくると電話交換機まであと少しです。
電話局までのびたき線ケーブルは、電話局内のMDF(主配線盤)までのびています。
https://bb.watch.impress.co.jp/column/infra/2001/08/01/
BBwatchさまの記事より引用
電気事業者の中でも代表的なNTTのMDFの画像が上のものになります。
規模は電話局が収容するユーザー数によりけりですが、大きいものですと高さ3~5m、幅20m以上のものもあったりします。
NTT局のものになりますが、(その他の会社のものは確認とれず)
MDFはき線ケーブルとつながっている面、電話交換機につながっている面で表裏一体になっています。
上図のようにMDFは壁一面に大きな配線盤というモジュールが一つドカッと置かれているのではなく、高さ20~30cmくらいの直方体のモジュールが壁一面にびっしり並んでいるイメージになります。
き線ケーブルとつながっている横向きの配線盤が並べられている面はH側(horizontal)、電話交換機等の装置とつながっている縦向きの配線側が並べられている面はV側(vertical)といわれています。
V側は電話交換機『等』につながっていると書かれているけど、電話交換機以外につながれていることがあるのかと気になる方もいるかもしれません。
電話交換機以外につながっているパターンもあります。
代表的なものですと、インターネットのADSL回線だと、この先は電話交換機でなくDSLAMという別の装置につながっていたりします。
以上をもちまして無事、家の中の電話線が電話交換機までつながりましたね。
次回からは電話の通信方式について説明していきます。