電話の原理は糸電話・・・ってのは半分正解、半分間違い
よく電話の原理は糸電話と変わらない、と言われたりします。実際にそのようなことを教わった人もいるかもしれません。
結局電話も糸電話と同じように、原理でいうと自分の声が振動(信号)に変換されて糸(ケーブル)を通じて相手まで届いている、ということです。
この説については、『半分正解、半分間違い』と自分は思います。
確かに音を信号にして届ける部分はまさにその通りですが・・・下図の通り、糸電話ではできないこともいくつかあります。
確かに糸電話だと説明のつかない機能が電話にはありますね。
そういった機能は何によって実現されているか・・・。
その答えが『電話交換機』です。
電話交換機を経由して自分と相手の通話路を確立
電話交換機の仲介により、糸電話で問題となっていた機能は解決します。
糸電話状態の電話の間に電話交換機が入ることによって、特定の相手と通話ができる状態になるわけですね。
この電話交換機、みんなのかけてる電話の先に同じものがつながっているわけではありません。
電話の先には、近所の電話局の中にある電話交換機につながっています。
(下記のサイトでご近所の電話局を調べられます。有志のサイト様ですが情報量がすごい・・・)
電話局の写真館
電話局・通信設備を写真と所在地地図で紹介。
近所の電話局の中にある電話交換機に電話をかけた相手の情報があれば、そこに対して電話をつなぎに行きます。
情報がなくても大丈夫。別の電話交換機をたどって、最終的に電話をかけた相手とつながっている電話交換機までたどり着き、電話がつながります。
電話交換機でネットワークを構成しているわけですね。
このネットワーク網の構成ですが、インターネットの構成ももちろんこの構成です。
内部の仕組みはもちろん違いますが、根幹の部分は同じだったりするわけですね。
次のページでは、電話から電話交換機までどのようにつながっているか、もう少し詳しく見ていきたいと思います。