ケーブルは電柱をたどって最後は地下へ

外へ出たケーブルは電柱へのびていくことがわかりました。(引き込み線)

では、そのケーブルがそのまま電柱をつたって電話交換機までのびていくのでしょうか?

それも各家庭から出た電話線一本一本すべてがそうなのでしょうか?

上の図の鳥さんがおっしゃるとおり(?)、そんなことするとケーブルだらけになってしまいます。なにより、各家庭から電話交換機までわざわざ一から線を引いて開通するのは労力が半端なくかかります。

家から出た引き込み線は、クロージャで集約されます。

端子函(たんしかん)ともよばれるこのクロージャに、各家庭からの引き込み線がのびています。

この構成のおかげで、電話を新規で開通させる場合はクロージャの中から一対の線を取り出して引き込むだけでOKとなるわけですね。

クロージャの中では複数の引込線がまとめられていて、最終的に電柱をつたっていく1本の架空ケーブルとなります。

※引込線がどのような感じにまとめられて架空ケーブルになるかについてはまた別の記事で・・・

架空ケーブルは最終的に地下に潜りこみ、地下のケーブルとつながります。

この地下のケーブルのことをき線(幹線)ケーブルといい、架空ケーブルと地下のケーブルがつながっている点をき線点といいます。

き線ケーブルはそのまま地下を通ります。

洞道(とうどう)という人が余裕で通れるくらいの大きな地下道を通るものもあります。

日比谷の地下に知られざる「とう道」あり――それはケーブル収容空間と保守作業空間の確保を目的として構築された大規模地中構造物 
 東日本電信電話株式会社(NTT東日本)が6日、電話局舎設備および関連地下施設の見学会を報道関係者向けに都内で開催した。通信ケーブル敷設用の地下トンネル「とう道(洞道:とうどう)」を実際に歩き、その重要性などを解説した。
大阪巨大地下ダンジョンに潜入! 西日本エリアの電話やネット通信を支える「とう道」ってどんなトコロ? - チエネッタ|NTT西日本
大阪市中心部の地下に「とう道」と呼ばれる巨大地下ダンジョンがあるらしい――。西日本エリア約900万回線の光インターネット回線や約1,000万回線の電話通信を支える重要な秘密拠点に、チエネッタ編集部が潜入しました。

こんなのですね。人口が多いゆえ電話ユーザーも多い地域にあったりします。

き線ケーブルは地下道を通っていき、最終的に電話交換機のある電話局までのびています。

ようやくゴールが見えてきました!

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