共通線のネットワーク構成について

以前の記事では、交換機同士の信号は(局間信号)は共通線といった、通話路とは別のルートでやり取りされるといったことをお伝えしました。

今回はこの共通線が、交換機とどのような構成でつながっているのかを説明したいと思います。

共通線専用の交換機、『共通線信号中継交換機(STP交換機)』

交換機同士の信号のやり取りに使われる共通線。いったいどのようにつながっているのでしょうか。

やり取りする交換機同士全て1対1でつながっているのでしょうか。それともリング型やスター型になっているのでしょうか?

正解はスター型です。具体的には、共通線だけを中継する交換機、共通線信号中継交換機(STP交換機)を中心としたスター型になります。

この構成ですと、やり取りする交換機同士で共通線を引くより本数が少なくてすみますね。

STP交換機同士でのネットワーク構成

共通線のやり取りのための交換機、STP交換機ですが、全ての交換機の中継になっているわけではありません。

NTT東日本のHPより、STP交換機は全国26信号区域に設置されているとのことです。

具体的に何台あるかはわかりませんが、この情報から、STP交換機同士が接続されネットワークを構成していることがわかります。

よって、どの交換機同士で信号のやり取りも、このSTP交換機同士のネットワークを経由し実現可能となります。

このネットワークのことを共通線信号網といいます。

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